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一般にコインメック(C/M)と呼ばれている以外にコインチェンジャーやコインメカニズムと呼ばれています。
簡単に言えば、つり銭機能内蔵(硬貨循環式)セレクターです。
硬貨選別部(10円,50円,100円,500円硬貨)には電子式硬貨選別機を搭載しており、通常のコインセレクタの様に硬貨の真偽を機械的にチェックするのではなく、センサと電子回路により正貨の判定をします。
ビルバリ(B/V)はビルバリデータとも呼ばれているもので、紙幣識別機ユニットです。
現在のコインメック形状は、USコインコ社から輸入していたコインメカニズムの形状が元になっていると言われています。
自販機も元々は米国より輸入していたもので、コインメック取り付け寸法も当時の米国仕様が元になっています。
その為、各社のコインメックやビルバリの寸法がほぼ同じであることが解ります。
コインメック、ビルバリとも通信仕様はシリアル通信方式で、当時の三洋電機株式会社が日本コカ・コーラ株式会社に対し提案していた通信方式が母体となってお り、これにより当時の自動販売機メーカー、端末メーカー、日本コカ・コーラ株式会社が規格を検討、立案し、VCCS(24Vシリアル通信)方式になったと 言われています。
現在では日本自動販売機工業会 (Japan Vending Machine Manufacturers Association、略称JVMA) で、金融機器製造事業者も含む現金取扱機器の総合的な業界団体として管理・運営されています。
そのことから、通信方式も VCCS 方式から JVMA 方式と表記しています。
代表的な通信方式にRS-232Cがありましたが、当時はDC/DC電源内蔵ドライバICが無く +12V、-12V が必要であったためとても高価な回路になります。そのためシリアル方式では DC24Vとトランジスタで構成された回路を採用しています。
また電源には、DC24V(駆動回路用電源)と DC8V(ロジック回路用電源)の2電源が必要で、当時は主にトランスを使った時代でしたのでどうしても電源電圧が安定しない場合が多く、それらの問題か らロジック回路用の電源を DC8Vで供給しコインメック、ビルバリ内部で降圧し DC5Vを供給していました。
24Vシリアル方式が当時の自動販売機にとって使いやすい仕様であったことは確かです。
しかし、最近では自動販売機だけでなくキオスク端末や券売機、自転車パーキングなど組込み機器向けPICMG/CompactPCI/ATX/MicroATXjなどのハードウエアに Windows Embedded CE/Windows XP Embedded
/Windows Embedded Server等の Windows XP プラットフォームで稼働するアプリケーションの組合せが多くなり、インターフェースも USB 2.0/IEEE1394/Gigabit LAN などの高速インターフェースによる接続が一般的になり、24Vシリアル方式の機器の利用は困難でした。
CBEZシリーズ( CBEZ-Pro , CBEZ-Column ) は、時代が求めるシステム開発スタイルです。
24Vシリアル方式からUSB方式にCBEZにより変換することで、USBの特徴の一つである「プラグ&プレイ」や「ホットプラグ」など、USBコネクタ を接続すれば自動認識し、使い終わってケーブルを外したり周辺機器の電源をオフにすれば安全に終了するなどの機能が利用できます。
一昔前のシリアルポートでは、電源をON/OFFすると最悪の場合はPC側のコネクタが電気的に故障することさえあったのです。そういった環境と比べると、USBの簡単さと安全性は大きなメリットといえます。 こうした特徴がUSBの扱いやすさとなり、USBを利用した周辺機器が多数発売されるようになったのも事実と言えます。
課金装置の開発につきものなのが、非常に複雑なコインメック、ビルバリのコマンド(命令)やルールです。
これらを簡易制御ライブラリ(Dynamic Link Library)を用いることで、ダイナミックリンクライブラリが JVMA(VCCS)準拠のコマンドを生成・発行をします。また一連の制御コマンドを関数化しており、簡易に課金制御が行えます。
現金に纏わるプログラム開発にとって複雑なコマンドやルールはとても厄介であり、プログラマをはじめとする開発者を苦しめることになります。
アプリケーション開発に必要な簡易制御ライブラリを提供することで、課金処理に対する安全性・信頼性が確保できます。
- ※ 写真は、株式会社富士電機リテイルシステムズ様、サンデン株式会社様、株式会社日本コンラックス様からのサンプル機をご提供いただいて、
撮影したものです。
また、日本自動販売機工業会様をはじめ、皆様にご協力いただきましたことをこの場を借りて厚く御礼申し上げます。